コインベースのBaseネットワーク上で運営されている分散型取引所リートスワップは、潜在的な攻撃に対する懸念から取引を一時停止したと発表した。

リートスワップは8月1日にツイッターで、自社の流動性プールが一部侵害された可能性があると気づき、調査のため一時的に取引を停止したと明らかにした

リートスワップは問題の詳細について共有していないが、多くのブロックチェーンウォッチャーがこの件についてコメントしている。

アルゴリズム型マーケットメーカーのウィンターミュートの研究責任者であるイゴール・イガンベルディエフ氏は、攻撃者が公開されたスマートコントラクト機能を利用した可能性があると指摘している。「この機能を使えば、トークンの連続したスワップを行い、最終的にリートスワップの流動性プールを空にすることが可能だった」とイガンベルディエフ氏はツイッターで語った

イガンベルディエフ氏はさらに、この潜在的な攻撃により攻撃者が342ETH(約63万ドル)手に入れた可能性があると述べた。

PeckShieldBeosinBlockSecCertiKなどの複数のブロックチェーンセキュリティ企業は、別のツイートでイガンベルディエフ氏の主張と同様の指摘をしている。

LeetSwapは取引停止を通知してから約1時間半後に更新したアップデートで、プラットフォームにロックされた流動性を回復する方法を見つけるためにセキュリティ専門家と協力していると述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン