米国の大手法律事務所パーキンス・クーイは、米商品先物取引委員会(CFTC)で勤務していた弁護士が、同事務所のブロックチェーン・仮想通貨担当に就任したと発表した。
CFTCの執行部門に所属していたカリー・ラーセン氏が、パーキンス・クーイのブロックチェーン技術&デジタル通貨業界の担当グループに加わった。
このグループは2013年に発足し、米国での仮想通貨やトークン関係の法律問題について担当している部署だ。
パーキンス・クーイの経営委員会のメンバーであるモリー・モニハン氏は、「カリー氏がブロックチェーン・仮想通貨が産業に与えるインパクトを深く理解している人物だ」と語る。
「彼女はコモディティや取引に関する幅広い分野について専門的な知見を持ち、米国や英国、EUにおけるコモディティ関連の法律や規制に関連する世界的な問題について取り組んできた。彼女の経験は私たちの業務において、大きな助けとなるだろう」
仮想通貨業界において、規制当局との交渉は業務の中で大きな位置を占めるようになってきている。今回の動きは、規制当局の動きを熟知する人物を雇用することで、規制当局への対応力を高める狙いがあるとみられる。