パナマの政治家であるガブリエル・シルバ氏は、エルサルバドルに続き、ビットコインや他の仮想通貨を採用する法律を提案しようとしている。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、6月6日に米マイアミで開かれた「ビットコイン2021」で、ビットコインを法定通貨にするための法案を議会に提案することを明らかにした

6月8日のツイートで、シルバ氏は、エルサルバドルでのビットコインのキャピタルゲイン税の撤廃を含む、ブケレ大統領による進歩的な仮想通貨政策にパナマが取り残されないことが重要だと主張した

「これは重要なことだ。そして、パナマが取り残されてはならない。真のテクノロジーと起業家精神の中心地になりたいのであれば、仮想通貨をサポートする必要がある」

「議会に提出するための法案を準備する予定だ」とも、シルバ氏は付け加えている。

エルサルバドルのブケレ大統領の発表は、ラテンアメリカのほかの政治家にも影響を及ぼしているようだ(具体的な政策にはまだ結びついていないが)。

6月7日、パラグアイの政治家であるカルリトス・レジャラ氏が「エルサルバドルから月へ」とツイートし、赤いレーザーアイのプロフィール写真に変更した。これは仮想通貨界隈の中でビットコイン・マキシマリズムを表現するために使われる仮想通貨ミームの一種だ。

6月8日には、ブラジルの政治家であるフォビオ・オステルマン氏も、同じようにレーザーアイの写真を投稿した

ソーシャルメディア上では、ラテンアメリカの政治家の強気のアピールが続いているが、ビットコインの価格は下落し続けている。エルサルバドルの6日の発表があって以来、ビットコイン価格は3万6000ドルから3万2500ドルまで約10%下落している。