米国の仮想通貨取引所クラーケンは先月28日、創業者の急死で巨額仮想通貨にアクセスできなくなっているカナダの取引所クアドリガCXをめぐり、「クアドリガのコインを発見したら賞金10万ドル(約1100万円)を出す」発表した

クアドリガCXは、カナダの大手銀行と法的トラブルを起こしたり、ユーザーから資金が引き出せないなど苦情を受け続けた、突然「メンテナンスのため」サービスが停止。先月1日に、債権者保護ノヴァスコシア州立最高裁判所に申請したと発表した

先月時点で、1億9000万カナダドル(約158億円)分の仮想通貨にアクセスできない状態と報じられている。原因は、創業者であるゲリー・コットン氏が昨年12月9日に死亡したため、コットン氏が管理していたコールドウォレットにアクセスできないこととみられている。

コットン氏の妻は、「パスワードやリカバリーキーを知りません。何回も一生懸命探しましたが、どこにも書かれていませんでした」と法廷の宣誓供述書の中で述べたそうだ。