著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

クラーケン・インテリジェンスは、毎週、7つのチャートを更新して歴史的な動向を基にビットコイン相場を定点観測している。

一時5万ドルを下回ったビットコインは大幅に反発した。今回の調整は終わったのだろうか?

「ビットコイン強気相場 週間サポート」は、ビットコインはここからさらに15%下がる可能性があることを示唆している。

①ビットコインのMVRV Zスコア

ビットコインのMVRV Zスコアは、ビットコインの時価総額(価格×流通コイン数)と”実現”価値(コインが最後に動かされた時(2つの異なるアドレス間で移動した時)の価格)からビットコインが売られすぎか買われすぎかを測る指標。7から11(ピンクのボックス)が「買われすぎ」を指し、0.9から−0.3(緑のボックス)が「売られすぎ」を指している。

ビットコインのMVRV Zスコアの公式は、(時価総額ー実現価値)/(時価総額の標準偏差)だ。

出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily「ビットコインのMVRV Zスコア

ビットコインのMVRV Zスコアは、先週10週間ぶりの低水準である4.66を記録してから1週間で21%近く下落。年初来で最も低い水準である3.62で推移している。

前回これほど低水準だった時はビットコインが1万9500ドル付近で取引をしていた時だ。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。