カザフスタン政府は仮想通貨マイニングに関する税制を改正した結果、2022年に約700万ドル(約9.4億円)の税収を得たと地元メディアが報じているカザフスタンは2022年1月からマイニングに課税していた。

中央アジアに位置するカザフスタンは世界のビットコインマイニング拠点としてトップランクに位置している。2022年1月時点で同国のビットコインマイニング産業はビットコインの総ハッシュレートの13.22%を占め、米国(37.84%)と中国(21.11%)に次ぐ規模だ。

転機となったのが2021年、中国政府によるマイニング活動の取り締まりだ。マイナーたちが大挙をなして同国に移転した。同年11月までに8万7千849台以上のマイニング機器が同国に持ち込まれたと推定されている。

またカザフスタン政府は仮想通貨に関する脱税や違法ビジネスの取り締まりを目的とした新たな規制案を発表している。例えば仮想通貨発行には政府による承認が必要になる。<終>