サイバーセキュリティ大手カスペルスキーのユージーン・カスペルスキーCEOが、100年後に世界が1つの政府に統一され、1つのデジタル通貨が普及するだろうという見解を示した。1日の金融ニュースサイトArabian Businessが報じた。

起業家カスペルスキー氏は、もし我々が暗号化された通貨を持ちたいならば、世界は「地球政府」の下、統一されなければだめと主張。世界統一にはおそらく100年かかり、その時にようやく1つのデジタル通貨が普及すると予想した。

「仮想通貨は素晴らしいアイデアだが、世界はまだ準備ができていない。もし暗号化された通貨を持ちたければ、世界は統一されなければならない。現時点では、各国の政府がコントロールしたがるだろう」

ただカルペルスキー氏は、その通貨はビットコイン(BTC)ではないと信じている。同氏はブロックチェーンなど「いくつかのアイデアや技術」は「ほとんど修正なく」未来の通貨に使われるだろうと述べた。

カスペルスキー氏は以前も「仮想通貨は素晴らしい発明」だが、「地理的に世界はまだ使う準備ができていない」と述べていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Kaspersky CEO: Cryptocurrencies Are Great, But the World Is not Ready Yet