米金融大手のJPモルガンがブロックチェーンによって長期的な上昇が期待できる株式を3つ指摘した。CNBCが8日に報じた。仮想通貨やブロックチェーン・プロジェクト投資だけでなく、株への投資を通じてブロックチェーンの熱を感じることができるかもしれない。

JPモルガンのアナリストであるスターリング・アウティー氏がクライアント向けに出したメモの中で、「ブロックチェーン銘柄」の選定基準として上げたのは次の要素だ。

「仲買人を取り除く上で最も機会が大きいのはどこか、もしくは信頼が必要なはずなのに全く存在していないのはどこか、またブロックチェーン・アズ・ア・サービスを提供する上で一番良い位置にいるのはどこか、投資家はみつけなければならない」

ブロックチェーン・アズ・ア・サービス(BaaS)はJPモルガンがつけた名称だ。JPモルガンのアウティー氏によるとこうした基準を満たすのは次の3銘柄だ。

アカマイ(Akamai)

(引用元:Akamai)

Akamaiは、サンフランシスコに拠点を持つクラウドサービス企業。JPモルガンのアウティー氏は、BaaSを推進する上でAkamaiの既存のサービスが有利だとみている。

「ゼロから作りより、Akamaiのように既にサービスとしてブロックチェーンを提供する能力を持っているところの方が、消費者にとって受けがよいだろう」

ドキュサイン(DocuSign)

(引用元:DocuSign

同じくサンフランシスコに拠点を持つドキュサイン(DocuSign)。クラウドを使った電子署名の世界標準プラットフォームで、世界188ヶ国で30万社が導入し、2億人を超えるユーザーが活用している。

アウティー氏によるとドキュサインは、すべての契約にかかるプロセスをデジタル化しようとしており、今後、そのプラットフォームのほどんどがブロックチェーンを基盤にするだろうと予想。その際、「中央集権型のセキュリティーモデルが、分散型のブロックチェーンモデルにシフトする」とみている。

Ellie Mae


(引用元:Ellie Mae

アウティー氏が最も明らかな例としてあげたのが、住宅ローンの自動化を手がけるエリー・マエだ。

「住宅ローン申請にかかるすべてのプロセスでブロックチェーンを活用できれば、利害関係者の中での信頼関係構築につながるだろう。またスマートコントラクは、(審査や, 収入/雇用証明書など)様々な作業の自動化にも役立つかもしれない」

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