仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)の1日あたりの取引量で、日本が米国に次いで世界第2位であることがコインメトリックスの調査で明らかになった。

法定通貨建のビットコイン取引は1日あたり世界で12億ドル(約1300億円)。米ドルが約半分の5億3900万ドル(約587億円)で日本円は3億8000万ドル(約414億円)だった。

(出典:CoinMetrics「法定通貨建のビットコイン取引高(5月時点)」)

ステーブルコイン建はテザーが圧倒

一方、ステーブルコイン建のビットコイン取引高はテザーが圧倒的な存在感を示している。

法定通貨建とステーブルコイン建のビットコインの1日の取引高は35億ドル(約3815億円)。そのうちテザーは21億9200億ドル(約2390億円)と断トツの1位だ。

(出典:CoinMetrics「ステーブルコイン建のビットコイン取引高(5月時点)」)

テザー取引を行うメインプレイヤーは、中国人トレーダーだ。

米株越えは4年以内?

法定通貨建、ステーブルコイン建に加えて仮想通貨建の取引高を加えると1日あたりのビットコインの取引高は41億ドル(約4469億円)になる。この規模は、米株や米債券市場などと比べたら非常に小さい。ただコインメトリックスによると、これまでの成長率が維持されれば、ビットコインは4年未満でが米株、5年未満で米債券市場を超えることになるという。

(出典:CoinMetrics 「ビットコインと伝統的な資産市場」)