SBIグループで国際送金サービスを手がけるSBIレミットは28日、同グループで仮想通貨取引所を運営するSBIVCトレードと米リップル社との提携により日本初となる仮想通貨を用いた国際送金サービスを開始したと発表した。

国際送金サービスはODL(オンデマンド流動性)を用いてフィリピンで仮想通貨取引所を運営するBetur社の「Coin.ph」向けに行われる。SBIレミットは2017年からリップルネットを利用して国際送金ソリューションを活用してきたが、ODLを使うことではじめてXRPをブリッジ通貨とした国際送金を行う。

ODLはリップルが開発したブロックチェーンであるXRPレジャーを利用した国際送金システム。法定通貨間のブリッジ通過としてXRPを使うことで、各金融機関が現地通貨を事前に調達することを不要とするサービス。手数料を最小限に抑え、短時間での決済を実現できる。

発表を受けて、XRP価格が高騰しており、記事執筆時点で過去24時間で15%増の0.73ドル付近で推移している。