イタリア経済開発省は、AIやIoT(モノのインターネット)、ブロックチェーン・プロジェクトに対して9月から総額で4500万ユーロの政府補助金を支給すると発表した。

同省は5日の発表で、企業や公的または民間の研究会社は、AI、IoT、ブロックチェーン技術に関連するプロジェクトの開発に対して、政府からの資金提供を申請できるようになると述べた。このファンドは、テクノロジー、研究、イノベーションへの投資に関するイタリア政府の目標の一環として、50万ユーロ(512,150ドル相当)以上200万ユーロ(2,048,600ドル)以下を、産業・製造、観光、健康、環境、航空宇宙などの分野でIoT、AI、ブロックチェーンのために資金が使われることを条件に、規模を問わず企業が補助金を申請することができるようになる。総額で4500万ユーロの初期予算が設定される予定だ。

ジャンカルロ・ジョルジェッティ経済開発大臣は、「我々は、相互接続が進み、効率的で安全かつ迅速な管理モデルを通じて生産システムの近代化を促進する目的で、企業の最先端技術への投資を支援する」と述べた。「競争力を高めるという目標のために、製造業は常に技術革新を行い、新技術の可能性を活用することが求められている」

この政府指令は、2021年12月に基金の利用基準を定めた政令と2022年6月に同省が申請書の提出条件を定めた政令によって実現された。