本日10月2日、日本の安倍内閣は内閣改造(第4次内閣改造)を行い、麻生副総理や菅官房長などの重要閣僚が留任した他、ブロックチェーン推進派でフィンテック政策のキーマンとして知られる平井卓也衆議院議員が科学技術・IT担当大臣に就任する事が決まった。

フィンテック政策のキーマン

同議員は自民党のIT戦略特命委員長・フィンテック推進議員連盟の会長として新しい技術に対して積極的に活用していく姿勢を見せており、特に2015年に施行された「サイバーセキュリティ基本法」制定の中心人物とされ、新しい技術を政府内のみならず国内でどのように活用していくか、それに合わせてどのように法整備を進めていくか政策提言を行うまさに政府与党内でも随一の人物だと評されており、ブロックチェーン技術の活用に関しても比較的積極派であると言われている。

地方創生ICOへの追い風なるか

JBA(日本ブロックチェーン協会)の会合でも自治体などによるICOについて前向きな発言をするなどした事が一部のメディアでも報道されている他、多摩大学ルール形成戦略研究所のICOビジネス研究会でも顧問を務めている、仮想通貨に関しても有識のある同議員がIT担当相に就任した事で、一部仮想通貨・ブロックチェーン業界の関係者からは期待の声が広がっている。今後ICOの自主規制の制定などルール作りが進んでいく中で、政府からの様々なサポートや取り組みなどが期待されている