大麻関連銘柄の高騰で恩恵を受けるのは仮想通貨ダッシュかもしれない。

既報の通り、最近ウォール街では次世代の資産クラスを巡って大麻が仮想通貨のライバルになるのではという観測が浮上している

カナダの大麻3大銘柄であるキャノピー・グロース、オーロラ・カンナビス、アフィリアの価格は、2014年以来、平均で1000%以上上昇。来月にカナダで嗜好用の大麻が合法化されるのを前に、大麻銘柄にはウォール街を中心にさらに注目が集まっており、元ゴールドマンサックスで仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルCEOのマイク・ノボグラッツ氏も「去年12月のビットコインとイーサリアムを見ているようだ」と発言「仮想通貨のようにストーリー性もしっかりしているし、5、6年後に草ビジネスはモンスター級になる」と太鼓判を押していた。

しかし、肝心の米国では、一部の州を除いて大麻が合法化されておらず、連邦政府レベルでの法整備も進んでいない。このため、米国では大麻関連業者が銀行口座を開くことが難しいという。

(引用元:Statista)

そこで注目すべきは、仮想通貨ダッシュ(DASH)だ。

仮想通貨に詳しいeToroのシニアアナリストであるマティ・グリーンスパン氏は、クライアントに対するメッセージの中で、ダッシュ財団がデジタルペイメントサービスのAlt Thirty Six と提携した背景には、大麻業界にとっての交換手段を目指していることがあると指摘した。

Alt Thirty Six は、大麻業界のためのデジタルペイメントを謳っており、今年の5月に立ち上げを発表していた。

またダッシュは、通貨危機に直面する南米でも人気が高まっている。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)より決済の時間が短いことから、法定通貨への信用を無くしたベネズエラ人は、ショッピングや食事など普段とほぼ変わらないスピードで生活をするためにダッシュを重宝しているという。