米ロサンゼルス拠点の大麻栽培企業THCデザインの共同創業者であるエドワード・フェアチャイルド氏は、「偶然」にデジタルアーティストであるBeepleのNFTを12月に購入し、現在は30000%値上がりしていることを明らかにした。

ビジネス・インサイダーの14日の報道によると、フェアチャイルド氏はBeepleの長年のファンだったが、NFTについては全く知らなかったという。NFT購入時にはトークン化されたアートが人気が出るとは考えていなかったようだ。

「NFTが何か知らなかったし、(NFTマーケットである)ニフティ・ゲートウェイのことも聞いたことがなかったため、本当に意味がわからなかった」とし、次のように話した。

「969ドルのアート作品が、3ヶ月後に30万ドルになるなんて思わなかった。」

フェアチャイルド氏は2020年12月にインスタグラムを見ていたところ、Beepleの動画を見つけた。当時はトークン化されたアートには懐疑的だったが、NFTと現実のアートを融合させたBeepleの2020コレクションに興味を持ったという。

Beepleの「The Infected Culture」を969ドルで購入したフェアチャイルド氏は、最近になって同じ作品の別のシリアルナンバーの作品が28万8000ドルで販売されていることを発見。フェアチャイルド氏はその後、自分が購入したBeepleの作品を160万ドルで出品した。

「この価格でも、やはり市場から引き上げて、数年だけ持っておくべきかどうか悩んでいる。この作品の短期的な価値を現実的に見積もっているのだけれど…」

3月11日にはNFTマーケットプレイスの「MakersPlace」でBeepleの作品である「Everydays」が市場最高額の6900万ドルで落札された。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン