インターコンチネンタル取引所(ICE)子会社のバックト(Bakkt)は、顧客がモノやサービスの購入で仮想通貨を使用できるようにするデビットカードを導入した。

6月22日の発表で、バックトはオンラインと店舗の両方での支払のために利用できるVisaでビットカードをローンチした。このカードでは、仮想通貨を法定通貨に交換するのを待たずに、バックトのアカウントからビットコイン(BTC)を使うことができる。

バックトのギャビン・マイケルCEOは、「売却して銀行に送金するのを待つ代わりに、お気に入りのお店に足を運び、バックトカードをタップして、新しいアイテムを購入することができる。…バックトカードはビットコイン保有者を、オンラインオンリーだった過去から解放し、日常生活でデジタル資産を活用するためのオプションがある世界に導くことになる」と述べている。

今回のデビットカードに先立ち、バックトは3月に顧客が購入にビットコインなどの仮想通貨を使用できるようにするデジタル資産決済アプリケーションを開始している。当時、このようなプラットフォームを展開するで「個人消費を拡大し、支払コストを削減し、マーチャントロイヤリティプログラムを強化する」と主張していた。

多くの仮想通貨取引所が、仮想通貨の認知度向上に伴い、独自の仮想通貨デビットカードを提供している。BitPayは2月、6つのトークンをサポートする仮想通貨マスターカードを発表。Crypto.comでは、100種類の仮想通貨でアカウントに預金し、Visaカードで支払うことができる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン