コインシェアーズによれば、ビットコイン(BTC)の上場投資商品(ETP)は11月24日の週に3億1200万ドル(約462億円)の資金流入を記録し、年初来の流入額は約15億ドル(約2224億円)に達した。

全仮想通貨の週間流入額は3億4600万ドル(513億円)で、9週連続のネット流入でのプラスが続いている。「今週は3億4600万ドルの流入で、過去9週間の中で最高額を更新した。」とコインシェアーズはツイートした

仮想通貨ETPでの資金流入は全体的な仮想通貨市場に対する強気の指標と見なされることが多く、流出は弱気の指標と見なされることが多い。

9月25日以前には、仮想通貨ETPは数週間にわたり資金流出を経験していたが、9月25日~29日の週を境に、業界は持続的な週間流入を経験し始めた。流入額も時間とともに増加している。11月24日に終わる週は、9週間の期間中で最大の流入となっている。

11月24日までの 47週間の毎週の暗号資産フロー. Source: Coinshares

コインシェアーズによると、11月24日の週には、カナダとドイツのETPが流入額の大部分を占め、87%を占めた。アメリカでの流入は3000万ドルで控えめだった。

仮想通貨ファンド全体の運用資産は現在454億ドルに達し、18ヶ月で最高額となっている。以前の報告書でコインシェアーズは、最近の流入は米国の現物ビットコインETFが承認されるという楽観論が高まっていることに影響されている可能性があると指摘していた。11月22日には、ブラックロックが米証券取引委員会(SEC)とビットコインETF申請について協議している。グレイスケールも同様の理由でSECと会合を持った

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン