インドのビットコイン (BTC) 取引所コインセキュアのウォレットから、およそ438BTC (本記事出稿時で約3億7600万円相当) が消失した。社員の不適切な行為が原因。12日付のリリースで明らかにした。
リリースによると、コインセキュアCSOのアミタブ・サクセナ博士の主張では、ビットコインゴールド (BTG)を引き出そうと秘密鍵を抽出する時に事故が起こった。しかし、コインセキュアはデリー警察のサイバー犯罪担当部署にFIR (正式な告発書) を提出し、サクセナ氏のパスポート没収を申請している。これは損失についての説明に不審な点があるとの同社の認識に基づくものである。
「秘密鍵はアミタブ・サクセナ博士が保管していたのだから、彼が作り話をでっちあげ、我々の注意を逸らそうとしているとしか思えない。事件全体で彼は何らかの役割を果たしていたのだろう」
コインセキュアは、損失が回復されるか否かに関わらず、全額補償すると利用者に約束している。