ペイパル元CEO、ビットコイン投資家は「毒入りジュースを飲んでいる」

 ペイパルの元CEO、ビル・ハリス氏は、ほんの数日前には「ビットコインは史上最大の詐欺」との意見を発表したが、今回は仮想通貨の投資家は毒入りジュース(クールエイド)を飲んでいるようなものだと発言した。CNBCのインタビューの中で発言した。クールエイドは米国のジュースだが、1978年に起こった900人の犠牲者を出した集団自殺事件で使われた。

 ハリス氏はこれまでメディアに登場することは少なかった(彼のツイッターは昨年8月で止まっている)。ハリス氏はペイパルの前身となったX.comとCoinfinityが合併した法人で2000年にCEOとなったがすぐに退任し、09年に投資助言会社のパーソナル・キャピタルを設立している。

 ハリス氏はデジタル通貨の将来性には期待できるとしながら、ビットコインはボラタリティが高く、その条件を満たさないと指摘する。「マネーは完全にデジタル化するだろう。足元でもデジタル化は進んでおり、将来的にはすべてがデジタルになるだろう。だがそれは新しい通貨を必要としているということではない」とハリス氏は語る。

「新しい通貨が急速なペースで数十億ドルもの価値を持っている必要はない」

 ハリス氏は、仮想通貨の背景にあるブロックチェーン技術については「素晴らしい」とするが、新しい技術に付随する「新しい通貨」は必要ないと強調した。

「ビットコインのような仮想通貨があり、新しいテクノロジーも存在する。ブロックチェーン技術は金融取引への素晴らしいアプリケーションだ。しかし新しい通貨が必要ではない」

 ペイパルCEOを務めたピーター・ティール氏は、ビットコイン強気派であり、3月にはビットコインが「世界が崩壊した時のヘッジだ」と語った