カナダのビットコイン(BTC)マイニング会社であるハット8は、セルシウス・ネットワークの破産手続きに関連して、テキサス州シーダーベールに新しいマイニングサイトを立ち上げるための暫定合意を締結した

12月18日にこのニュースを発表したハット8は、マイニングサイトは約6万6000台のマイナーを収容するとしている。

ハット8のアッシャー・ジェヌート社長は、この合意が「二重の」目標を持つと述べている。それはセルシウスの債権者と資本を構築するとともに、運営サービス事業の強化を図ることである。「このサイトが稼働し始めると、895MW以上のインフラストラクチャーを管理下に置くことになる」と指摘した。

セルシウスとの暫定合意の下で、ハット8はシーダーベールの施設のためのエンドツーエンドの開発サービスを提供する。建設は今後数週間で始まる予定で、ハット8は設計、エンジニアリング、財務モデリング、予算編成、会計、建設管理、調達、物流、提案依頼の調整などのサービスを提供する予定である。

セルシウスは、2022年に崩壊した複数の仮想通貨レンディング企業の1つであり、7月に破産を申請した。前CEOのアレックス・マシンスキー氏は、2023年7月に証券詐欺、商品詐欺などの容疑で逮捕された

ハット8がセルシウス債権者との合意に至ったのは、セルシウスが破産裁判所から、顧客に返済するための幅広い提案の一環として、債権者所有のビットコインマイニング会社に転換する計画に対して承認を得た直後のことである。破産案にもとづき、セルシウスの破産後のマイニング事業は、2023年11月にハット8と合併したUSビットコインコープ(USBTC)によって管理されることになっていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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