中国発の大手仮想通貨取引所フォビ(Huobi, 火幣)の創業者兼CEOリー・リン(李林)氏は、法定通貨の準備金に裏付けられた仮想通貨、いわゆる「ステーブルコイン」は、仮想通貨の世界における重要なインフラであるとのべた。chaindd.comが伝えた。

ステーブルコインは、法定通貨と仮想通貨間のやり取りが禁止されている国で多く使われている他、法定通貨では購入できない仮想通貨(いわゆるアルトコイン)を購入する際に使われている。特にバイナンスやフォビのような仮想通貨対仮想通貨の取引に特化した仮想通貨取引所にとっては、ビットコインとならぶ基軸通貨となっている。

ステーブルコインの代表格は、米ドルの準備金を担保として発行されるテザー(USDT)だ。今月に入ってニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が二つの新たな米ドルベースのステーブルコインを認可しているが、それでもテザーのマーケットシェアは約96%と断トツ一位となっている。

参考記事「米パクソスも規制当局認可のステーブルコインを発行 仮想通貨取引所イットビットで取引

(コインテレグラフ@マーケットアラート)