仮想通貨取引所フォビ(Huobi)は、韓国のチャットアプリ大手カカオが主導するブロックチェーン「クレイトン」のガバナンス協議会のメンバーとして参加した。2月10日にプレスリリースで発表した。

同協議会には、仮想通貨取引所バイナンスLGエレクトロニクス日本のソーシャルゲーム運営会社gumi、ココネなども参加。クレイトンの運営は、クレイトンのブロックチェーンを活用する企業が参加するコンソーシアム「ガバナンス協議会」が推進する仕組みとなっている(仮想通貨リブラのリブラ協会のようなものだ)。

カカオのブロックチェーン開発企業グラウンドXの協議会メンバーであるサンミン・セオ氏は、以下のように述べている。

「我々は、フォビが他の協議会メンバーと連携してクレイトンプラットフォームを運用・管理し、グローバルなブロックチェーンエコシステムの開発を促進できるユースケースを生成すべく取り組むことに興奮している。」

フォビのグローバルビジネス担当副社長であるシアラ・サン氏は、以下のように述べている。

この新たな連携は、世界のユーザーらがさらにブロックチェーン技術へアクセスしやすくするというフォビのミッションを発展させる。」

グラウンドXは、今年6月に独自開発したブロックチェーンであるクレイトンのメインネットを立ち上げた。クレイトン上で、様々な分散型アプリ(dApps、クレイトンではBAppと呼んでいる)を発行するプラットフォームとして韓国だけでなく世界でブロックチェーンを使った商品の普及を目指している。ブロックチェーン上のネイティブトークンとして、独自仮想通貨「クレイ」も発行している。

さらに昨年はサムスンと連携した「クレイトンフォン」の発売を発表。サムスンのクレイトンフォンは、ウォレット機能が付いているほか、Dapps(分散型アプリ)をネイティブサポートする。


翻訳・編集 コインテレグラフジャパン