ビットコインブームにより現実世界の採掘業もフル稼働を余儀なくされている。なぜなら1枚のビットコインを掘りあてるのに注ぎこまれるエネルギーと労力は高くなる一方だからだ。しかしながらブームによって採掘業界は、そのとらえどころのないお宝を探すのに過剰操業状態にもなっている。
一枚のビットコイン採掘に消費される石油は20バレル
ビットコイン採掘産業は、年間22.5TWh(テラワット時)のエネルギーを消費している。これは石油の消費量である約1324万バレルに相当する。12.5枚のビットコインが毎10秒ごとに採掘されるということは、1枚のビットコインの平均エネルギーコストは石油20バレルに相当することを意味する。
ビットコインの採掘活動に世界で消費される総エネルギーはVISAカード全体のネットワークに必要とされるエネルギーの40倍以上にもなるのだ。
デジタル通貨を採掘するのに、とてつもなく多量の石油を消費しているようにみえる。しかし1枚のビットコインが、今や石油100バレルを超すほどの価値があることを考えると、それも理解もできるのだ。
従ってこのブームが続くのであれば、環境面で重大な悪影響が生じる。そこでエネルギーコストを削減する計画が必要だ。
中国、ロシア:電気代は安いが、仮想通貨に対する今後の方針が不透明
ビットコイン採掘の覇者は、低額な電気を有するか、または電気を低額にしようと努力した国である。
中国は長いことビットコインの採掘拠点だった。なぜなら中国には安い電力があるからだ。しかしながら、中国のビットコインに対する姿勢をみてロシアも参入することとなった。
ロシアでは、ビットコインの採掘に補助金を交付するという計画があった。しかし、この社会主義国はビットコインに対する姿勢に関しては中国のとった道を進んでいる。
これにより他の国々も採掘大国となるだろう。
ビットコイン採掘は寒い国へ移っていく
採掘業の未来はもっと環境に優しく、効率的で経済的になるだろう。多くの採掘会社がアイスランドやカザフスタンのような場所に関心を寄せている。なぜならそのような場所は気温が低く、冷却にお金をかける必要がないからだ。
さらに、採掘業が持続可能で再生可能なエネルギー源を使用する動きも起きている。そのようなエネルギーは、世界の多くの場所でより低額なため、工場と採掘者にとって利益が大きい。