米国では過去6営業日、イーサリアム上場投資信託(ETF)への資金流入がビットコインETFを大きく上回り、機関投資家のイーサリアムへの関心の高まりが鮮明となっている。
ファーサイド・インベスターズによると、この6営業日でイーサリアムETFには総額24億ドル近くの資金が流入し、同期間のビットコインETFへの流入額(8億2700万ドル)を大きく上回った。
この6日間すべてにおいて、イーサリアムETFへの流入額はビットコインETFを上回っている。
中でも最大の恩恵を受けたのはブラックロックのiシェアーズ・イーサリアムETF(ETHA)で、6日間の純流入額は17億9000万ドルに達し、全体の約75%を占めた。
ETHAは、運用資産残高が100億ドルに達するまでに要した営業日数で、史上3番目の速さとなった。これを達成するまでに251営業日だった。
一方、フィデリティ・イーサリアム・ファンド(FETH)も木曜日に過去最高の流入額を記録。2億1000万ドルの純流入で、2024年12月10日に記録した従来の最高額(2億200万ドル)を4%上回った。
ETHに対する機関投資家の需要は、ここ数週間で勢いを増している。
ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは過去16日間で20億ドル相当のETHを購入し、企業として最大のETH保有者となった。
ストラテジック・イーサ・リザーブスによれば、企業が保有するETHは現在231万ETHで、発行済み供給量の1.91%を占めている。
ギャラクシー・デジタルのマイケル・ノボグラッツ氏は、ETH価格が4000ドルに達するとの見通しを示し、今後6か月でETHがBTCをパフォーマンスで上回ると予測している。
ノボグラッツ氏はまた、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズとシャープリンク・ゲーミングが大量のETHを購入しており、供給ショックを引き起こす可能性があると指摘した。
リサーチ企業スイスブロックも、「イーサが次の相場サイクルの主役として台頭しつつある」と分析している。
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