連日激しいデモが続く香港で、ビットコイン(BTC)を支持する地元企業や個人が増えている。反中央集権の象徴であるビットコインに期待する機運が高まっているのかもしれない。
26日、デパートのプライスライト(Pricerite)がビットコイン(ライトニング対応)とライトコイン、イーサリアムを支払い手段として受け入れを開始。14の店舗で対応するという。
Department store Pricerite has begun accepting Bitcoin (Lightning), Litecoin and Ethereum at its store at Megabox, a Facebook announcement reads. pic.twitter.com/yIRpxcGcTq
— Bitcoin Association 香港比特幣協會 (@bitcoinorghk) August 26, 2019
28日のYahoo!Financeによると、ビットコインのライトニングネットワークを使えば、仮想通貨から香港ドルへの交換を数秒でできるとプライスライトは説明している。
また、仮想通貨関連企業のジェネシス・ブロックは、仮想通貨ATMを14のロケーションで運営。また7月には、ビットコインキャッシュ(BCH)で世界から集めた寄付金を使ってデモ隊に水を配布したという。
香港のデモ隊が主に抗議しているのは、「逃亡犯条例」改正案。刑事告訴された香港人を中国本土に引き渡し可能にする条例だ。
今月中頃、香港のデモ隊は、銀行から預金を最大限引き出して米ドルに変えるという抗議活動を展開。こちらはまだビットコインへの交換まで発展していないようだが注意が必要だ。
既報の通り、大規模デモが続く中、香港の仮想通貨取引所のビットコイン価格が他の取引所の価格より高くなる「プレミアム」がついた。