仮想通貨Steem(STEEM)のコミュニティ主導によるHiveハードフォークが成功した。トロン創設者のジャスティン・サン氏とコミュニティとの対立から数週間経ち、3月20日にHiveはSteemネットワークからハードフォークし、HIVEトークンが1対1の割合でSTEEM保有者にエアドロップされた。

2月14日、サン氏が分散型SNSのSteemit Incを買収した。このプロセスでSTEEMトークンの総供給量の約20%を取得した。この買収により、Steemコミュニティではサン氏のトークン保有量によるガバナンスへの懸念が浮上。3月18日にハードフォークが発表されていた。

ツイッターで検索すると、既に多くのコンテンツ制作者がHiveのプラットフォームに投稿している

Hiveの投稿の多くは、Steempeak用のHiveベースのポータルであるPeakdからのものだ。Steempeakは、サン氏が買収したSteemitのに次ぐSteemの2番目に大きいフロントエンドインターフェイスだ。

Steempeakの共同創設者であるスコット・ジャービー氏は、Hiveベースのプラットフォームの今後の展開についてコインテレグラフに語った。

「必要なサードパーティシステムとユーザーがいるかどうかに応じて、Steempeak.comをしばらくの間存続させる予定だ。ただし、今後はHiveがメインチェーンになると予想している」

ジャービー氏はまた、Steempeakで実施した3月18日の投票でSteemコミュニティがHiveをほぼ満場一致で支持しているとも指摘している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン