ロイター通信の報道によると、仏高級ファッションブランドのエルメス・インターナショナルは、アーティストのメイソン・ロスチャイルドのNFTプロジェクト「メタ・バーキン(MetaBirkin)」のマーケティングや所有権を破棄するようマンハッタンの連邦裁判所に要請した。2月にメタ・バーキンががエルメスの有名なバーキンバッグの商標権を侵害したとしてエルメス側が勝訴したことを受けた動き。
French luxury house Hermes International has asked a federal judge to block artist Mason Rothschild from promoting or owning his "MetaBirkin" non-fungible tokens after a jury found they violate Hermes' trademark rights in its famous Birkin bags https://t.co/Qd5o7mTLN4 pic.twitter.com/Dn3QQ3NZdn
— Reuters Legal (@ReutersLegal) March 6, 2023
報道によると、エルメスが提出した裁判資料には、9人の陪審員がロスチャイルドの商標権侵害、商標権希釈、「サイバースクワッティング」の責任を認め、ロスチャイルド側に13万3000ドルの損害賠償の支払いを命じた後も、ロスチャイルドはNFTの宣伝を続けていたと書かれている。これを踏まえ、エルメスは、ロスチャイルドが「バーキン」商標の使用を停止し、メタ・バーキンのウェブサイト、保有しているNFT、裁判以降のトークン販売による収益をエルメスに引き渡すことを義務付けるよう裁判所に要請した。
メイソン・ロスチャイルドはこれまで、100点のメタバーキンNFTを販売し、二次流通時に7.5%のロイヤリティを受け取っており、2月の評決後も自身のウェブサイトやソーシャルメディアアカウントで宣伝している。また、エルメスは、ロスチャイルドが「信用できないことを示した」「取引や裁判において虚偽の陳述を繰り返した」として、ロスチャイルドの行動を止めるために永久差し止め命令が必要であることを付け加えた。
「ロスチャイルドは2021年11月以降、エルメスの知的財産権を堂々と侵害している。」
ロスチャイルドの弁護士であるRhett Millsapsは、今回の提訴「エルメスによる重大な行き過ぎた行為であり、彼の芸術が気に入らないという理由でロスチャイルド氏を罰しようとするもの」だと非難。Millsapsはさらに、今週中にエルメスの申し立てに反対すると付け加えた。