ハッシュパワーのマーケットプレイス「ナイスハッシュ」は2017年にハッキングされた被害者全員への払い戻しが不可能かもしれない可能性を言及した。18日に公式ブログを公開した

返済計画については進捗状況が82%で止まっており、「近い将来」の全額返済は実現が難しいとした。

「我々はユーザーに返済を続け、収入を削減してきました。収入と返済プログラムの費用は課税対象になります。現在返済プログラムは会計帳簿上で残高の100.04%の損失額を計上しています」

同社は返済プログラムについては2020年に仮想通貨市場が「ポジティブな発展」に向かった場合に返済を再開するかもしれないという。

ナイスハッシュは2014年に設立。マイナーと投資家を仲介する市場を運営し、マイニング機器を持つ所有者がハッシュパワーを貸し出すことができる。

2017年12月に大規模なハッキングを受けて、6000万ドル以上の損失を出した。投資は影響を受けたユーザーに全額払い戻しを約束し、2018年2月にビットコインでの返済プログラムを開始した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン