ハッピー・ハルビングデイ!
仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は5月12日4時39分過ぎに半減期を迎えた。ブロックを作成するマイナーに対する報酬は12.5BTCから6.25BTCに半減された。
(出典:Coin360 日本時間5月12日4時30分時点)
半減期前はボラティリティ(変動幅)の高い展開が続いた。5月8日には1万ドルを突破したものの、5月10日には半減期前の利益確定売りからか8300ドルまで急落した。
執筆時点では8500ドル台で推移している。
今回の半減期は、2012年と2016年に続く第3回目の半減期だ。
仮想通貨トレーダーのアリスター・ミルン氏は、半減期の効果が一晩でみられることはないだろうとみている。
「今後数週間から数カ月で生産の半減がじわじわと感じられるようになるだろう。大きな心理の変化があり、より多くの人が価格について話すようになる。それによって需要がさらに高まる。2016年~2017年には結果としてユーザーベースが10倍拡大した。もしまた10倍になったら、ビットコインに何らかの形で露出する人の数は3億人に上るだろう(中略)その時点で、ハイパーインフレの国々はビットコインを禁止にするか、蓄積を始めるだろう」
今回の半減期の意味は、ビットコインのインフレ率が米連邦準備理事会(FRB)の目標インフレ率2%を初めて下回ることだろうという見方もある。