明日にも控えるビットコインの半減期に向けて仮想通貨の取引量が急増している。

仮想通貨データ企業のクリプトコンペアがこのほど発表した今年4月のレポートによると、4月30は1日の取引量が過去2番目に高い日だったことがわかった。662億ドル(約7兆円)相当の取引量となった。

30日は9000ドルのレジスタンスを突破し、1000ドル以上の急騰を見せた日だ。

クリプトコンペアによると、取引の73%(483億ドル)が小規模な取引所で行われ、残りの179億ドルが大手取引所で取引されたという。

 

 

(出典:CyptoCompare)

取引量が多い上位3社の仮想通貨取引所であるバイナンス、OKEx、コインベースの取引総額は全体の10.4%で、ぞれぞれ36億ドル、25億ドル、8億1800万ドルだった

市場でのテザー(USDT)のドミナンス(市場占有率)は拡大しており、同トークンとのペアはビットコインとステーブルコインや法定通貨などとの取引全体の74%を占めている。

(出典:CyptoCompare「ビットコインとステーブルコイン・法定通貨の取引量」)

 

デリバティブ取引ではバイナンスが唯一増加

レポートによると、過去最高の取引量を記録した3月から取引量が増加したのはバイナンス1社のみだった。

バイナンスの月間デリバティブ取引量のは11.6%増の1080億ドルを記録。これまでトップを維持していたビットメックスは40%減少し、693億ドルとなった。ビットメックスは3月の暴落時にサービス拒否攻撃(DDoS攻撃)によってアクセスできなくなり、ユーザーが離れたことが響いた格好だ。

フォビは3月から10.5%減少したが、1330億ドルで首位、OKExも同31.4%減の1130億ドルだった。

3月全体ではデリバティブ取引量は合計で25%減少し、4560億ドルとなった。

また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコインオプションの想定ボリュームについても5月5日に202契約と想定元本で過去最高を記録したことが、仮想通貨データ企業のスキュー(Skew)から明らかにされている。