ツイッターで横行している、仮想通貨をプレゼントすると謳い、少額の仮想通貨を送金させようとするギブアウェイ詐欺。イーロン・マスク氏やヴィタリク・ブテリン氏といった有名人の偽アカウントが存在していたが、今度は米仮想通貨取引所コインベースがターゲットになった。
ベルギーの非営利組織、ベルギー企業連盟(FEB)のツイッターアカウントが乗っ取られ、米仮想通貨取引所コインベースの偽アカウントに改変させられた。この偽アカウントは9日、コインベースの名をたかって、仮想通貨のギブアウェイ詐欺を行っていたが、その後削除されている。
乗っ取り犯は、FEBのアカウントをコインベースのプロモーションアカウントのように装った(プロフィールや写真をコインベースのものに変えた)。だがハンドル名は変更できないため、FEBの組織名「@VBOFEB」のままだった。
乗っ取られたFEBのツイッターアカウントのスクリーンショット(1月9日時点)
現時点では、コインベース関連のリツイートは残っているが、プロフィール画像などは既にコインベースのものではなくなっている。
FEBのツイッターアカウントのスクリーンショット(1月9日時点)
ギブアウェイ詐欺はツイッターで横行している仮想通貨詐欺の一種だ。大量の仮想通貨をプレゼントするといい、希望者に少量の仮想通貨を送るように持ち掛ける。今回の偽コインベースの詐欺ツイートは、コインベースがユーザー数3000万人を超えたとして、ビットコイン3000BTCをプレゼントするとしていた(ツイートの表記はなぜか30,000.000となっている)。
偽コインベースの詐欺ツイートのスクリーンショット(該当ツイートは削除済)
ちなみにCNBCのラン・ニューナー氏によれば、コインベースの実際のユーザーアカウントの数は、昨年10月時点で約2500万人だという。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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