イタリアの高級ファッション大手グッチが、ボア―ド・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)と提携しているエイプコイン(APE)での決済を受け入れる最初の大手ブランドとなった。

これは8月1日に発表され、仮想通貨にさらなる有用性をもたらすとともに、エイプコインにメインストリームでの重要な露出をもたらす可能性があるとしている。

米国のグッチの顧客は今後、店頭でAPEを使って商品を購入できるようになる。決済インフラは、過去にAMCシアターズなどの大手企業が仮想通貨決済を受け入れるのを支援したBitPayが提供する。

仮想通貨の弱気市場が続いているにもかかわらず、グッチは今年、仮想通貨部門に本格的に乗り出している。

2月、グッチはXトイブランドSUPERPLASTICとコラボレーションした「SUPERGUCCI」NFTコレクションを始めた。翌月には、BAYCなどのトップNFTプロジェクトのオーナーをターゲットにした「Gucci Grail」NFTコレクションを展開した。

そして5月には、北米の111店舗で12の仮想通貨を支払い方法として受け入れる計画を発表した。そのリストには、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサ(ETH)、ラップドビットコイン(wBTC)、ライトコイン(LTC)、シバイヌ(SHIB)、ドージコイン(DOGE)、そして5つの米ドルステーブルコインが含まれている。

APEは今年3月、多くの期待に応えてローンチされた。その付随する分散型自律組織(DAO)とガバナンスのコミュニティは、その後も非常に熱心で、6月にはAPEをイーサリアムから新しいブロックチェーンに移植する提案に拒否権を発動するなど、重要な決定を監督している。

先月、DAOは、NFTカンファレンスとフェスティバルの開催可能性の検討や、BoredApeGazetteが24時間ニュースサイトになるためのAPE資金提供など、いくつかの注目すべき提案に賛成票を投じた。コミュニティからの強い要望に応え、APEステーキングの展開に取り組んでいるところだ。