仮想通貨(暗号資産)投資信託を手がけるグレイスケール ・インベストメントのビットコインキャッシュ(BCH)信託(BCHG)の運用資産が、BCHがハードフォークするとの発表を受けて160万ドル下落した。
コインダンスのデータによると、ビットコインキャッシュネットワークは現在、2つのブロックチェーンに分岐している。マイナーの行動はコミュニティ主導のビットコインキャッシュ・ノード(BCHN)が有利になっているようだ。記事執筆時点ではマイナーはBCHNの27ブロックをマイニングしており、一方で、ビットコインABCはハッシュレートが低いことで、ブロックの生成は3つに止まっている。
仮想通貨取引所バイナンスのプールが、共通ブロックの最後の661647のマイニングを担当した。
11月15日のハードフォークが発表されて以来、ユーザーは仮想通貨取引所に多くのBCHを送金してきた。11月には3億ドル以上を入金している。グレイスケールはこの期間にBCHGを増やしてきたが、資産価値は減少している。
同社のツイッターアカウントによると、13日時点のBCHG運用資産は4680万ドルで、11月9日から160万ドル減少した。
BCHNのフォークは、ビットコインABCがブロック報酬の8%をBCHAをリードする開発者アマウリ・セシェが、管理する開発資金に流用する新しい「コインベース」ルールを導入すると発表したことを受けて浮上した。BCHNの支持者は、このルールは必要ないと主張しており、開発税やマイニング税がなくてもブロックチェーンに資金を供給できると主張している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン