米国の仮想通貨資産運用会社グレイスケール・インベストメンツは8日、グレイスケールビットコイン信託(GBTC)の私募を再開したと発表した。

GBTCの私募は定期的に適格投資家に対して提供される。GBTCは、伝統的な投資手段を用いてビットコインに投資できるようにデザインされており、ビットコインの価値と連動。8日時点の運用資産額は、26億6000万ドル(約2873億円)以上で、1シェアは0.00097876ビットコインとなっている。

グレイスケールは先月末、運用資産が30億ドル(約3240億円)を突破したと発表。ビットコイン信託は90%以上を占めた。グレイスケールは、株など伝統的な資産が下落している時にビットコインが上昇すると考えており、「世界で流動性危機」が起きた時にヘッジ手段として機能するとみている

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版