検索エンジン大手グーグルが米金融大手シティグループなどと提携して当座預金口座サービスの提供を計画している。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
「キャッシュ(Cache)」と呼ばれる当座預金口座サービスの開始は来年を予定。シティグループの他にスタンフォード大学の信用組合が協力する。消費者、銀行、小売店に対して価値を提供することが狙いだという。
また、預金口座サービスで集めた個人情報を販売することはないそうだ。
グーグル幹部のシーザ・セングプタ氏によると、既存の金融機関と敵対するのではなく協力することを重視する。「その方が長い道に乗りになるかもしれないが、より持続的だ」と話した。
米ハイテク大手による金融分野開拓が進んでいる。
フェイスブックが今年6月に仮想通貨リブラを発表。またアップルはゴールドマンサックスと提携してクレジットカードを開発している。
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