独自ブロックチェーンプラットフォームを展開するサイファリウム(Cypherium)は、グーグル運営のクラウドサービス「グーグル クラウド プラットフォーム(GCP)」において、法人向けの「サイファリウム・エンタープライズ」が利用できるようになったと発表した。コインテレグラフに8月13日に共有されたプレスリリースで明らかになった。

プレスリリースによると、サイファリウム・エンタープライズは、セキュリティ脅威の軽減と相互運用性に加えて、毎秒数千のトランザクション(取引)に対応できるスケーラビリティ(利用者増に対する適応能力)の改善、分散化を実現することを目的としているという。

同社スカイ・グオCEOは、次のように述べた。

「金融業界における分散型台帳技術(DLT)の需要とそれ以上のものが、今回の取り組みを後押ししている」

同社の公式サイトによると、サイファリウムはプログラミング言語Javaで記述できるスマートコントラクト実行環境(CVM)を採用しているという。グーグルのアンドロイドで採用されているJava実行環境(Dalvik)と同様の設計を基にしており、モバイルデバイス上での高速動作も考慮しているそうだ。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版