テクノロジー企業アルファベットは、Google for Startups Cloud Programを拡大した。4月25日から、同プログラムは、アルケミー、アプトス、ベース、セロ、フロー、ヘデラ、ナンセン、ニア、ポリゴン、ソラナ、サードウェブなどのWeb3企業を含むようになった。

同日、ブロックチェーン分析企業のナンセンは、グーグルクラウドと提携し、スタートアップ向けにリアルタイムのブロックチェーンデータを提供することを発表した。現在、ナンセンのデータベースには2億5千万以上のウォレットラベルが含まれている。

グーグルクラウドは、資金調達の有無によって区別されたWeb3スタートアップ向けに2つの製品スイートを提供している。プレシード企業には、2年間有効な最大2000ドルのグーグルクラウドクレジットが提供され、パリブロックチェーンウィークやコンセンサス、TOKEN2049シンガポールなどのイベントへのアクセスが可能だ。

シードステージのスタートアップに対しては、2年間で20万ドル相当のグーグルクラウドとFirebase利用分、1万2000ドル相当のグーグルクラウドエンハンストサポートクレジット、そして無料のGoogle Workspace Business Plusを12ヶ月間提供している。さらに、アプトス、セロ、フロー、HBAR財団、ニア、ソラナ財団を含むWeb3プロジェクトは、法定通貨やトークンで最大100万ドルの助成金を提供する。

また、シード企業は、ポリゴンベンチャーズから最大300万ドルの資金調達が可能だ。一方、ベースエコシステムファンドは起業家向けの優先レビューを提供し、コインベースベンチャーズは、リスティングチームや適切なベンチャーキャピタリストに紹介する。その他の特典として、最大1万ドル相当のアルケミークレジットとVIPサポート、サードウェブとのガス無しでの契約が含まれる。

ナンセンの共同創設者兼CEOであるアレックス・スヴァネビック氏は、グーグルクラウドとの提携により、「リアルタイムのインテリジェンスを提供し、仮想通貨市場を平準化できる」とコメントした。