ゴールドマン・サックス、MSCI、コインメトリクスは3日、市場の動きの透明性を高め、市場参加者がデジタル資産のエコシステムを分析できるように、デジタル資産の分類システムを考案したと発表した。新システムは「データノミー(Datonomy)」と呼ばれ、3社からサブスクリプションで提供される。

ゴールドマン・サックスの広報担当者がCNBCに語ったところによると、新しい分類法はデジタル資産の世界を用途に応じてクラス、セクター、サブセクターに分け、それらの資産をより詳細に見ることができるようにするものだという。このシステムは、さまざまなフィルターを使用して資産を選別し、市場参加者が「ポートフォリオレベルでこれらの資産の集約された特性を理解する」ことを助けるという。

コインメトリクスのティム・ライスCEOは声明の中で「このコラボレーションは業界全体にとって大きな飛躍を意味し、デジタル資産のエコシステムを監視・分析するための一貫した、将来性のある構造を確立する」と述べた。

投資家にとって重要な意思決定支援ツールを提供するMSCIは、このシステムを管理する。MSCIは別の声明で、データノミーを使用した一連の新しいインデックスを立ち上げたと発表した。