仮想通貨(暗号資産)取引所GMOコインは、ビットコイン(BTC)とXRP(リップル)の取引動向の変化に関する調査を発表した。2019年、GMOコインの販売所サービスではビットコインはリップルの4倍近い取引となっている。

GMOコインでは5月、ユーザーへのアンケート調査の結果を発表。ユーザーが価格上昇を期待している仮想通貨の順位が変化し、19年はXRPが1位だったが、20年にはビットコインが1位に変化した。GMOコインは「ユーザーの注目はリップルからビットコインへ移行したということが明らかになった」と指摘していた。

今回、GMOコインは実際の月間の取引金額について、18~19年にかけてビットコインとXRPを比較している。BTCとXRPの2銘柄の合計取引金額を100%とした場合の両通貨の割合を比較している。

出典:GMOコイン

2018年のビットコインとXRPとの販売所における取引高の割合を比較すると、5月までXRPがビットコインを上回っていたが、6月以降はBTCが50%以上を占めるようになっていく(11月はXRPが再度上回っている)。

出典:GMOコイン

2019円に入ると、すべての月でビットコインの方がXRPより取引されるようになっている。GMOコインによる2019年1~2月のアンケート調査で、ユーザーがXRPが最も注目されていたが、取引の面ではビットコインの方が人気が高かった。

GMOコインでは2019年全体のビットコインとXRPとの取引を比較すると、ビットコインが79%、XRPが21%となっている。