トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」を運営するギンカン(GINKAN)は22日、三井住友カードの決済基盤であるステラ(stera)との提携を発表した

ステラの端末にギンカン加盟店向けアプリを提供する。加盟する飲食店に向けてデータを活用したマーケティング支援も行う。

飲食店はグルメサイトやSNS、メール配信、ポイントシステムなど様々な媒体から顧客データを集めているが、データが偏在していることが問題で、データ上で同一の顧客として捉えることが難しくなっている。

今回の提携によって、決済端末一つでデータを集約することが可能になり、効率的なマーケティングにつながる。決済金額や来客属性といったデータを管理することで不特定多数の一斉送信型の広告を打つことなく、パーソナライズしたマーケティングが可能だ。

ギンカンはシンクロライフ加盟店で食事したユーザーに会計金額の1〜5%を独自仮想通貨シンクロコインを付与するサービスを展開。これまでは店舗は仮想通貨を付与する際に、会計時とは別に金額を入力する必要があった。

しかし今回の提携によって、ステラの決済ターミナルで作業を一元化することが可能になったという。

シンクロライフには現在、26万件の食レビューと10万件以上の飲食店が掲載されている。両者は今回の提携を通じて、加盟店をより増やしていく意向だ。