ドイツの連邦金融監督庁(BaFin)は5月28日、仮想通貨取引所コインベネ(CoinBene)が商業登録や仮想通貨に必要なライセンスを持たずに取引を行っていたとして警告した。
BaFinによると、コインベネはフリーランスの仮想通貨トレーダーを雇い、取引をしていたという。Bafinは「仮想通貨は金融商品のため、取引を行うにはドイツ銀行法において承認を得る必要がある」としている。
コインベネは以前、フリーランサーの雇用を否定し、ツイッターで以下のように述べていた。
「我々はドイツでの(フリーランサーの)雇用について数々の質問を受けた。しかしコインベネはドイツでいかなる事務所の開設も、いかなる代理人の雇用も、計画していない。とはいえ、我々のことを積極的に心配して理解してくれたこういった方々に感謝したい」
コインベネは今年3月、ハッキング被害が疑われる中、メンテナンスの継続を発表。一部の内部関係者は、最大4000万ドル(約44億円)の盗難の可能性がある大規模なハッキング被害を隠蔽するものだと示唆していた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版