裁判所の提出書類によると、ジェネシス・グローバル(Genesis Global Holdco)の破産に関する第1回ヒアリングが1月23日午後2時(米国東部時間)に行われる予定だ。ニューヨーク州南部地区連邦破産裁判所のショーン・レーン判事が審理を行う。
法律事務所ブキャナン・インガーソル&ルーニーの破産弁護士、マーク・ファイファー氏によると、米連邦破産法11条(チャプター11)では企業は事業を継続しながら、債権者に更生計画を提案できるという。
破産手続きの最初のステップとして、裁判所はジェネシス・グローバルと貸付事業子会社のジェネシス・グローバル・キャピタル、ジェネシス・アジア・パシフィックの2社がチャプター11に基づいて求めた救済を受け入れるかどうかを決定する。また、両社は共同管財も要請している。
手続きの一環として、米国管財人により無担保債権者委員会が任命される。委員会は、主要な決定や変更を行う前に協議を行うよう両社に要求する権利、および更生計画に参加する権利を持つ。委員会には通常、無担保債権者20人が選ばれることが、裁判所への提出書類で明らかになっている。
ジェネシス・グローバルは、仮想通貨取引所FTXが破産した2ヶ月後の1月19日に破産申請した。ジェネシス・グローバル・キャピタルは、2022年11月16日以来、プラットフォームから出金を停止している。