昨日の18時半に発表された英サービス業購買部協会景気指数(PMI)は、53.9と予想の52.9を上回った。好調な結果を受け、ポンド・ドルは1.3070、ポンド円は143.38円まで買われたが、その後下落に転じた。

新型コロナウイルスのワクチン開発のニュースがマーケットの雰囲気を明るくする中、NYダウが483ドル上昇するなどリスクオンの動きとなっているが、ポンドの上値は重い。引き続き、EU(欧州連合)との自由貿易協定(FTA)交渉が難航し、移行期間内に合意に達することができないとの懸念が残っているからだ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 141.50~143.50円

ポンド・ドルのチャートは、以下の通り。

ポンド・ドルは、20日移動平均線(1.3050)に頭を抑えられている。100日移動平均線(1.2895)を下値支持線としてもみあいの展開になりそうだ。続いて、ポンド円のチャートは以下の通り。

一目均衡表の雲に頭を抑えられた状態。ポンド円も上値は重いだろう。本日は小動きの展開が予想されるが、100日移動平均線(140.30円)が下値のメドになりそうだ。