1月30日のイングランド銀行(BOE)政策金利発表や31日のEU離脱などの重要イベントを通過。ただ、マーケットの関心は新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の減速懸念に向いている。
リスクオフの流れから先週末のNYダウは603ドルと大幅に下落し、米国10年債利回りも1.505%まで低下した。米長期金利の低下にともなうドル売りが観測され、ポンド・ドルは1.3210まで上昇した。
本日から取引が再開された上海株式市場は、12時15分時点で-8.23%。しかし、NYダウ先物は164ドル高とリバウンドの動きとなっている。大幅安の後なので、どの程度まで戻りを試すかに注目している。
本日の経済指標では、18時半の製造業PMIに注目(予想49.8)。予想より高い数値は、ポンドの買い材料になる。
ポンド円のテクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 142~144円
ポンド・ドルの値動きは以下の通り。
ドル安に伴いポンド・ドルは上昇。一目均衡表の雲を突破し、トレンド転換となった。1月の利下げ懸念によって上値が重い展開が続いていたが、ポンド・ドルは上値を試す展開になるだろう。今年の高値1.3276がターゲットになると予想している。
続いて、ポンド円のチャートは以下の通り。
ポンド円は、雲の下限に沿って上昇。ポンド・ドルが上値追いの動きになれば、ポンド円もトレンドが転換する可能性が高いので、今週の動きに注目だ。