新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、米国10年債利回りが低下。安値1.307%をつけて過去最低水準を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを実施するとの観測が強まり、ポンド買い・ドル売りにつながった。
昨日のポンド・ドルは1.3018まで上昇。
も143.65円までポンド高・円安が進んだ。ただ、対ドル円で円高が進んだこともあり、ポンド円の上値は重かった。
米国株式市場は、新型コロナウイルスの米国経済への影響を過小評価していたが、感染が世界各国に広がる中、米国経済への影響を意識し出している。昨日の米調査会社カンファレンス・ボードが発表した、消費者信頼感指数が130.7と予想の132を下回ったことも嫌気され、NYダウは連日で大幅安となった。
ポンド円のテクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 143~145円
ポンド・ドルのチャートは以下の通り。
ポンド・ドルは安値を切り上げながら上昇を続け、20日移動平均線や100日移動平均線を上回った。戻りを試す展開になりそうだ。
続いて、ポンド円のチャートは以下の通り。
雲の上限に頭を抑えられているが、雲を抜けるがどうかが焦点となりそうだ。雲を明確に抜ければ、21日の高値144.98円を目指す展開になるだろう。