昨日は米国10年債利回りが0.813%まで上昇。米長期金利の上昇を受けて、ドルが主要通貨に対して買い戻された。ポンド・ドルは9日に1.3201まで上昇していたが、1.2869まで下落。本日12時現在では1.29前後でのもみあいとなっている。

ただ、昨日のポンド円は137.26円まで円安・ポンド高が進んだ。主要国による景気刺激策への期待で、低リスク通貨とされる円が売られたからだ。

新型コロナウイルスや原油価格の急落によるマーケットの混乱は収まっているが、ボラティリティの高い状況が続いているので警戒が必要だろう。

本日は、18時30分に鉱工業生産指数やGDPなどが発表される。ポンドへの影響が大きい指標なので注目だ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 133.50~137.50円

昨日のポンド円は大幅に上昇したが、200日移動平均線(137.67円)を抜くことはできなかった。本日の経済指標の発表で上下に大きく動く可能性があるので、警戒が必要だろう。