仮想通貨XRPのユースケース拡大策の1つとして、ゲーム課金のマイクロペイメントの可能性に注目する意見が出ている。リップル社の投資開発部門Xpringでシニアバイスプレジデントであるイーサン・ベアード氏が主張している。

ベアード氏は、仮想通貨投資アプリ「アブラ」のポッドキャストに出演。ゲームエコシステムとXRPとの融合について語った。ベアード氏はゲームディベロッパーにとっても、クロスボーダー(国境を超えた)ペイメントが重要になっていると指摘。ゲームアプリ内の課金での取引手数料がコストになっている実態があると指摘する。

ベアード氏は、XRPのエコシステムとゲームを融合させることができれば、「ゲーミングの世界でのマイクロペイメント手段」になるという考えを示した。

XRPのユースケース拡大でゲームに注目しているのはベアード氏だけではない。SBIホールディングスの北尾吉孝CEOも、11月10日に開催されたXRP meetup Japanの中で、ゲームの重要性に言及。SBIの投資先であるゲーム企業にXRPを導入するよう働きかける考えを表明していた

【関連記事:SBI北尾氏「ベトナムやタイへの送金でXRP活用」、スポーツチケットの支払いなどにも意欲