分散型予測市場ポリマーケット　利益を上げているのはユーザーウォレットの12.7％

分散型予測市場ポリマーケットは、仮想通貨ユーザーが世界の出来事に賭けを行うことを可能にしているが、新しいデータによれば、ユーザーウォレットのうち利益を上げたのはわずか12.7%に過ぎない。

オンチェーン分析ツールのレイヤーハブのデータによると、ポリマーケット上の17万1113の仮想通貨ウォレットのうち14万9383ウォレット、すなわち87.3%が利益を上げていない。

利益を上げたウォレットは2万1730で、全参加ウォレットの12.7%に相当する。利益を報告したウォレットの中で、1000ドル以上の利益を上げたユーザーは2138人に過ぎず、利益の大半は0〜100ドルの範囲にとどまっている。上記のグラフに示されているように、約7400のポリマーケットウォレットが100〜1000ドルの範囲で利益を上げた。

1日あたり30万件の取引

ポリマーケットは約1080万件の賭け取引を仲介しており、10月6日から8日にかけては、1日あたり30万件以上の取引が記録された。これは、国同士の紛争や迫りくる米大統領選挙など、現在の世界情勢の緊張が影響している。

すべての仮想通貨ウォレットが個々のユーザーを表しているわけではないことに注意が必要だ。トレーダーは複数のウォレットを運用し、ハイリスク・ハイリターンの賭けを行うこともある。約2万5000のウォレットが50回以上の取引に参加しており、約3万2000のウォレットが20〜50回の取引を行った。

比較すると、約5万8000のウォレットが1〜5回の取引を行っており、多くの参加者がより少ない取引を行っていることを示している。

10月9日時点で、ポリマーケットの建玉（取引日の終わりに市場参加者が保有する先物契約の総数）は1億6110万ドルにのぼる。

10月6日、テスラのイーロン・マスクCEOは、ポリマーケットが2024年の米国大統領選挙の結果を従来の世論調査よりも正確に予測できると語った。トランプ支持者のマスク氏は、トランプ氏が民主党のハリス副大統領を約3ポイント差でリードしているときにツイートを投稿した。

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