仮想通貨投資会社ギャラクシーデジタルは8日に発表した決算で、2019年第4四半期に3290万ドルの純損失を計上したことがわかった。株価も2019年6月から下落傾向が続いている。

仮想通貨メディアのザ・ブロックによると、決算発表で同社のマイク・ノボグラッツCEOは投資家の信頼を保つための弁明に終始したという。今回開示された財務状況は2019年12月30日までのものであるが、価格が暴落した3月12日の影響に付いても言及した。

「暗黒の木曜日はビットコインの命題を無効にするとは思わない」

さらにノボグラッツ氏は「今年末には(ビットコインが)上昇すると確信している」と加えた。

一方で、全ての部門で6820万ドルの損失を出した第3四半期に比べると第4四半期の損失は減少した。ギャラクシーデジタルは2018年は2億7270万ドルの損失を出していたが、2019年は2580万ドルにとどまった。

同社の株価は2019年6月から65%減少。ノボグラッツ氏は現在の株価は実際の業績と比較して安く見積もられているとして、同社が上場しているカナダの株式市場は仮想通貨企業への意欲が足りないと指摘した。