仮想通貨相場「底を打った局面」、ファンドストラットのアナリスト

 米投資会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーのロバート・スレイマー氏は、ビットコインとイーサリアムを対象に2018年の仮想通貨市場のテクニカル分析を行った。CNBCが1日に報じた。

 スレイマー氏は、規制と税制が不確実なことから今年1月に仮想通貨価格が下落したことと、現在の状況とはパラレルだと指摘する。

 今週、米証券取引委員会(SEC)がイーサリアムについて調査を行っているという報道についても、スレイマー氏はポジティブな反応を示した。彼は、イーサリアムが700ドルのレンジに後退したが、200日間移動平均が大きなレジスタンスになっていると述べる。

 彼は、現在の調整局面に入る前、相対力指数(RSI)が買われ過ぎの領域にあったことを指摘する。

 スレイマー氏は、ほとんどの仮想仮想通貨についてポジティブなトレンドにあると一般化する。同氏によれば、ビットコインは8200ドル~8400ドルの間で多くのサポートが見られるという。

「(ビットコインは)200日間移動平均の地点で失速し始めた。相場は買われ過ぎの状態で、調整局面が始まっているが、多くのサポートが存在する。…ここで鍵となるのは、1月からの大きな下落トレンドが逆転していることだ。そこで問題となるのは、我々はより大きなバブルを見ているのか、それとも相場が底を打ったのかということだ。我々は今は底を打った状態であり、持ち高を保持する局面だと考えている。この短期の買いすぎ局面から揺り戻しのうちに買いたいと思う人もいるだろう」

 スレイマー氏は、仮想通貨市場をITバブルと比較する議論についても触れ、この比較論を否定した。第一の理由として、ナスダックが1995年から2000年にかけての「バブル期」にあった機関投資家や民間投資の流入は、ビットコイン市場では見られていないことをあげる。またビットコインの強気相場はここ2年ほどで起こったことであり、200日間移動平均に向けて70%の調整があったことは、ポジティブなサインだと語る。

 スレイマー氏は、ファンドストラットのトム・リー氏による米国の確定申告がビットコインやイーサリアムなどの相場下落に影響を与えたという議論を意識し、2018年第1四半期の下落は様々な複合要因による「大暴風雨 ( Percect Storm)」だったと述べた。

 スレイマー氏は、この春の価格回復は比較的秩序だった、タイムリーなものだったと強調し、将来の見通しは明るいと示唆した。ファンドストラットのリー氏は、ビットコインの価格が今年末までに2万5000ドルに達すると予測している