米国のマーケット調査会社ファンドストラットが、ビットコインのブロックを生成するマイニング機器の損益分岐点を発表した。

5日付の各マイニング機器の損益分岐点一覧では、最新機器は最低で5126ドル、古いタイプでも最高で8528ドルだ。例えば、中国のビットメインなどが使っているアントマイナーS9は、1BTCを生成するのにかかるコストが7293ドル~8528ドルと推定されている。

適正価格は最大2万ドル超え?

ファンドストラット代表のトム・リー氏は、今年4月、強気相場におけるコモディティーというのは損益分岐価格の2~2.5倍で取引すると指摘。この理論に従えば、単純計算で、現在のビットコインの適正価格は最大で2万1320ドルということになる。

リー氏は、弱気相場では、損益分岐点の下で取引をすることもあると指摘していた

【関連記事:昔に戻った?仮想通貨ビットコイン 上下に激しく値動き|「適正価格は現在の3倍」との見方も